今月のことば

湯川浩一(ゆかわこういち)

1966年(昭和41年)二代教会長・湯川信直師長男として出生。
慶応義塾大学経済学部卒。1989年(平成元年)金光教教師拝命。
2006年(平成18年)信直師逝去の後三代銀座教会長に就任。

銀座教会長 湯川浩一

銀座教会長 湯川浩一

お徳の中で 教会長 銀座だより9月号

 今月はご霊祭月です。ご霊祭は、私たちがお供えをしてお祭りをしているように見えますけれど、それは形の上だけであって、「先生のお取次ぎを頂いて、神様が私たちの先祖のお祭りをして下さる」そういうお祭りであります。玉水初代大先生、銀座初代、二代親先生のお徳で、お取次ぎを頂いて神様がお祭りをして下さるのです。
 み霊様といっても私たちには見えません。けれどもご霊祭をすると、み霊様が皆さんと一緒に側に座って、皆さんと一緒に神様にお礼申し上げ、「子孫の者がお参りしてくれてありがたい。信心のおかげだ」と言って子孫の者と一緒に今後のことをお願いして下さる。そういうお祭りであります。
 ご霊祭を迎える心構えとして、一つ目は、初代親先生(湯川誠一師)がよくおっしゃいました。「大祭とか記念祭は神様にお礼申し上げられれば、お祭りはできるが、ご霊祭は子孫の者がお参りされなかったら、先祖のみ霊様が心配なさったり、お喜びなさらないから、一人でも多くの子孫の者がお参りすることが、一番喜んで頂けることになります。」ですから、そういう気持ちでお参りさせて頂くことが大事と思います。
 二つ目は、銀座初代親先生は「まず親先祖に代わってお礼を申し上げることが大切である」とお話下さっています。皆さんの親や関係のある方が亡くなられたときには、先ず本人に代わってお礼を申し上げさせてもらう。その方もお礼申していたかもしれませんが、でもお礼が足りないから、先ず、親先祖に代わってお礼を申し上げることが大事だということです。
 三つ目は、親先祖というのは過去の自分である。過去の自分が助からないと今の自分が助からない。親先祖が助かるようにお願いさせてもらい、信心を進めさせてもらうことです。
 ある方が初代大先生(湯川安太郎師)に「今、私は生きるか死ぬかという状態です。先祖よりまず私を助けて下さい」とお願いしたら「あなたの場合は親先祖が助からないとあなたも助からない」と言われました。その方は今まで親先祖のことは放っていて、自分のことばかりお願いしていましたが、それから改まって、亡くなった親先祖のことをお詫びさせてもらったら、だんだんおかげを頂かせてもらうことができた。という話が残っています。過去の自分とおっしゃっています。切っても切れないのです。
「親先祖を大切にせよ。神はこれ以上の喜びはない」とみ教え下さっている神様です。ありがたいですね。私たちが一生懸命親先祖のお礼を申したら、神様が喜んで下さって、私たちのことをちゃんとして下さって、おかげになってくるということです。
 初代親先生は「み霊様に心配事を隠すことはよくない。み霊様が「どうしたのか」と心配するから、み霊様に「こんな大変なことが起こっています。どうぞ働いて助けて下さい」とお願いしたら喜んで働いて下さるとおっしゃっています。
 私も父が亡くなって二十年になります。色々なことを親にお願いさせてもらっています。信心していた親ですから、一緒になって、それを初代親先生や初代大先生に持って行ってお取次ぎをして下さるのです。ありがたいことですね。
 み霊様に心配かけてもいいから頼んでいく。そうして一緒になって、改まり、改まりさせてもらって、自分も信心を積み、み霊様も徳を積むことができていくのです。
 ご霊祭は親先祖と共に今日を喜び感謝してお礼申し上げ、子孫の者と一緒になって今後のことをお願いさせてもらうお祭りであります。