今月のことば

湯川浩一(ゆかわこういち)

1966年(昭和41年)二代教会長・湯川信直師長男として出生。
慶応義塾大学経済学部卒。1989年(平成元年)金光教教師拝命。
2006年(平成18年)信直師逝去の後三代銀座教会長に就任。

銀座教会長 湯川浩一

銀座教会長 湯川浩一

新しい命の誕生をいただいて

 私事で恐縮ですが、おかげを頂きまして、先日、妻が無事に元気な男の子を出産いたしました。体重は2642グラム、母子ともに順調で、まさに神様のおかげの中で安らかに生ませて頂きました。
 祖父(湯川誠一初代教会長)の教話に「安産を願う必要はない。毎日体内で子供を育てさせて頂いていることのお礼を申しておれば、あとは神様が安らかに産ませてくださる。」という教えがあります。でも、いざとなるとやはり、「安産で」とお願いする気持ちが先に立つもので、そのたびに「そうだ安産は願う必要はないのだ。それよりも日々のお礼を申し上げて、あとは神様にお任せすることのほうが大切なのだ」と思い返して、一生懸命日々のお礼を申すように努めたこの数ヶ月でした。また、玉水教会の湯川正夫親先生ご夫妻に妊娠のご報告をした際に、親奥様から「お神酒さんをお腹に吹かせてもらってはどうですか」と勧めて頂きました。「“先生に代わって吹かせてもらいますから、どうぞ”とお願いして、あとは“生神金光大神様天地金乃神様”と無念無想で吹くのです」という祖母(湯川ツヤ師)の言葉を思い出しながら毎日吹かせて頂き、それを妻もありがたく受けてくれました。
 そうしましたら、このように本当に自然で安らかな出産のおかげを頂き、しかも、その翌週には立教150年記念のご本部団体参拝が控えていることを考えますと、天地の親神様は万事にお繰り合わせを下さり、願い以上のおかげを下さいました。信心のうえで「お礼が先である」ということの大切さを実体験として分からせて頂けたことも有り難いことであります。
 父(湯川信直二代教会長)と祖父母の御霊様に報告をすると、一緒になって喜んでくれている姿が目に浮かびました。きっと、今回も御霊様として働いて、私のご祈念の足りないところを足してお取次くださったことだと思います。
 「あなたが生まれたときには、本当に先生は喜んだのよ」という母の言葉に、今自分もわが子とはこんなにも可愛いものかと実感して、“ああ両親はこのような気持ちで私に思いをかけ、願ってくれていたのだなあ”と、初めて親の思いを少し分からせてもらった思いでおります。
 玉水の親先生からは「おめでとうございます。新しい父親と母親の誕生ですね」というお祝いのお言葉を頂きました。また、四代金光様もお歌に「父母も子供と共に生まれたり 育たねばならぬ 子も父母も」と歌っておられます。この子が心も体も健やかに育ってくれることを願うとともに、私ども夫婦も、よき父母となれるよう、一つひとつおかげを頂きながら子供と一緒に成長していきたいと思います。