今月のことば

湯川浩一(ゆかわこういち)

1966年(昭和41年)二代教会長・湯川信直師長男として出生。
慶応義塾大学経済学部卒。1989年(平成元年)金光教教師拝命。
2006年(平成18年)信直師逝去の後三代銀座教会長に就任。

銀座教会長 湯川浩一

銀座教会長 湯川浩一

人も助かり、自分も助かり

 先日、玉水親教会へ参拝するのに飛行機で行きました。降りるときに、隣に座っていた女性が「これ、あなたのコートですか」と言って、荷物入れから私のコートを取って手渡してくれました。飛行機は何度も利用していますが、そのようなことは、まずありません。特にそのときの時間帯はほとんどがビジネスマンです。隣の女性もいわゆるキャリアウーマンといった感じの人でしたが、私はとても晴れやかな気持ちで玉水教会に行くことができました。

 金光教は、人が助かって自分も助かっていくお道です。信心を進めていく中で、人のお役に立ち、人を助ける働きができるようになっていく、そのことを神様は一番喜んでくださるのです。

 “人を助ける”といっても何も大げさなことを考える必要はありません。
 金光教学院での修行時代に、「人を助けるというのは、スリッパの向きをかえることだけでもできる」ということを聞いたことがありました。ささいな心がけ一つ、言葉一つでも、人を助けることができるのです。そしてまた、それぞれの職業を“天職”としてさせて頂くことも教えられています。“人の役に立ち、人に喜んで頂く”という思いで仕事に取り組むことによって、神様の思し召しに添った働きになり、どのような職業でも天職になってくるのだと思います。