今月のことば

湯川浩一(ゆかわこういち)

1966年(昭和41年)二代教会長・湯川信直師長男として出生。
慶応義塾大学経済学部卒。1989年(平成元年)金光教教師拝命。
2006年(平成18年)信直師逝去の後三代銀座教会長に就任。

銀座教会長 湯川浩一

銀座教会長 湯川浩一

お徳の中で 教会長 銀座だより4月号

 昨年は湯川誠一初代親先生の五十年祭を仕えさせて頂きました。初代親先生が最後に「これからは道輝会をしていけ」とおっしゃいました。道輝というのは、湯川安太郎玉水初代大先生の謚名「美志道輝真柱大人」の中の二文字です。「皆で初代大先生の信心をさせてもらう。銘々が初代大先生の信心を頂いていく。それが道輝会ということ」と二代親先生が教えて下さいました。
 私たちが信心をしている目的は何でしょうか。玉水初代大先生は「何のために信心しているのか、まずそれには四つの目的のある事を忘れてはなりません。」
(1)常に心を清らかに持たして頂くために
(2)角立つ心を丸くするために
(3)災いを転じて仕合わせにして頂くために
(4)自分の役前を明らかにして責任を果たさせて頂くために」(信話集第七集)
とみ教え下さっています。
(1)常に心を清らかに…「私の心はそんなに汚れていません」と思っていますが、大事なことは「時々」清らかではなく「常に」清らかに、です。これは神様のおかげの受け皿を作るためです。汚い心というのは、愚痴、不足,勝手勘定、心配などです。これが心の中にいっぱいあると、おかげの入る余地がなくなるのです。
 常に心を清らかにさせて頂くにはどうしたらいいでしょうか。私は毎朝、取次ぎのご祈念の前に、「お礼が先」ということに取り組んでいます。
〇光栄なる今日を迎えさせて頂きありがとうございます。
〇今日も命を頂き、生かされて生きていること、ありがとうございます。(新しい一日を迎え、息の差し引きができ、心臓も動いています。これは当たり前ではないのです。)
〇今日も、神様に助けて頂き、ありがとうございます。(毎日命を頂いているという事は、毎日神様が助けて下さっているということです。)
〇金光様の早朝の総氏子のご祈念、お取次ぎを頂き、ありがとうございます。
 このようにお礼を申し上げ、喜び喜んで一日のスタートがきれるよう取り組んでいます。
(2)角立つ心を丸くする…これは腹が立たないようにすることではなく、重箱の隅を突くような人、自分は出来ていると思っている人がその角を丸くしていくこと。銀座初代親先生はそれを癖という言葉で表されています。自分の癖を知り改まっていく教えだと思います。
 初代大先生は「おかげ頂けなかったら、神様や他人に原因があるのではなく、自分の手元に原因がある。自分の手元を調べてみなさい。」と教えられました。
 この道は「祈念、祈祷で助かる道ではない」と教えられています。お話を聞き、自分の本当の姿というものを分からせて頂き、改まって、常に心を清らかにして受け皿を作らせてもらいたいです。
 今年は、初代大先生の信心を頂いて、生活の中で道輝会をしていく。(1)自分の心は清らかになっているか、(2)角立つ心が残っていないか、簡単なことではありませんが出来なくてもこれに努めておりましたら、(3)災いを転じて仕合わせにならせてもらえ、そして(4)自分の役割を明らかにして、責任を果たせるようになるのです。目の前のおかげも大事ですが、本当の目的を忘れないようにしたいです、
 体の健康診断を定期的に受けるのと同じように、信心も自分の願いや思いが間違った方向へ行ってないか、四つの目的を軸にして、自分自身で信心の健康診断を受けて頂き、神様が「受けてくれぇ」と仰せになる、真のおかげの道へと歩ませて頂きたいと思います。