今月のことば

湯川浩一(ゆかわこういち)

1966年(昭和41年)二代教会長・湯川信直師長男として出生。
慶応義塾大学経済学部卒。1989年(平成元年)金光教教師拝命。
2006年(平成18年)信直師逝去の後三代銀座教会長に就任。

銀座教会長 湯川浩一

銀座教会長 湯川浩一

お徳の中で 教会長 銀座だより6月号

 三月二十九日、ご本部の天地金乃神大祭に団体参拝させて頂きました。穏やかな暖かいお天気に恵まれご本部のお広前に参拝し、お土地を歩かせて頂きました。

 ご本部に参りますと、ご霊地のお徳ということを感じさせて頂きます。

 銀座初代親先生(湯川誠一師)の教話の中に、体調の悪い信者さんが、金光駅に着いたとたん気分がよくなった。とか、雨の大祭に草履を履いてお参りし、ご霊地の土と水が沁みていると、その草履をビニール袋に入れて持ち帰り、体調が悪い時それを履いて身体丈夫のおかげを頂いた、とそういう話があります。

 初代銀座親先生は「教祖様が信心され、生神金光大神とまで進まれたそのお徳の沁み込んだお土地、そのお土地が多くの人を助けるのである」と言われました。土地のお徳というものはその土地に満ちております、信心すればだれでもその徳を受けることが出来ると言われています。

 最近でも、「ご本部参拝はもう歩けない、無理かもしれない」と言っていた方が、ご本部へ行くと自然と歩けて、おかげを頂いて奥津城まで上がり歩いて帰ってくることができました。

 天地金乃神様のお土地です。お土地そのものが神様です。教祖様は農業の方ですから大地を非常に大切にされ、神様のおかげを頂かれました。教祖様によって初めて天地金乃神様が分かってきたのです。それまで誰も神様の存在に気が付かなかった。今まで天を拝みなさいという宗教はありましたが、大地を拝みなさいという宗教はありませんでした。そのことが分かる人が居なくて、初めておかげを頂いたのが教祖様でした。教祖様のおかげで神様が世に出たのです。「神からも氏子からも両方の恩人はこの方金光大神」と言われています。ですから教祖様の奥津城でそのお礼を申し上げています。

 教祖様がクローズアップされますが、一面では神様が教祖様を選んで下さった。神様が教祖様をお差し向け下さったと言えるのです。神様には氏子を助けたいという深い深い思し召しがありました。そこで神様は教祖様をお選びになり、教祖様はいろいろお試しに遭っています。「草鞋をはくな」とか「麦を干さないで俵にいれろ」とか。そういうことを通して、神様のおかげを受けられるようにして下さったのです。天地金乃神様が教祖様をお差し向け下さったおかげで、この道ができ、白神先生により大阪に伝わり、初代大先生が助けられ銀座初代が助けられ、それに付き従う我々がこうしておかげを頂いているのです。

「神様あっての私たち氏子」なのですが、その神様は「氏子あっての神。神あっての氏子」と深い思し召しでおっしゃって下さいます。

 ご本部では教祖様から今の六代金光様までずっとひたすらこの天地に一生懸命ご祈念して下さっています。寒い日も暑い日も、雪の日も風の日も毎日です。金光というお土地は、そこへ行っただけで病気が良くなったり、足の痛いのが治ったり、それは当たり前であります。

 銀座初代親先生は「天地金乃神様と金光大神様とが一つになって納まって下さっている場所がご霊地なのです。その延長が銀座教会のお広前です。」と教えて下さっています。そして御神体として天地書附がお祀りしてあります。

 天地書附奉体といえば、その中味を頂き、信心をさせて頂いて、神様になる稽古、徳を積む稽古をさせて頂くことです。決して遠くにいる神様ではなく、我が心に祀らせて頂くことができる神様です。こんなにありがたいことはありません。でも心の中に神様がなかったら、おかげはないと言われています。どうぞそこを間違いのないようにご大祭を迎えたいと思います。