湯川つや師
湯川安太郎師の長女として大阪に生まれ、幼少のころから厳しく導かれました。湯川誠一師と結婚して上京。銀座教会長夫人として、多くの修行生のお世話をされ、以降72年間にわたり、教会のご用と教師育成に尽力します。吉備楽に秀で、楽人を育て、今も母のように慕われています。
心に波風のたたぬこと
ある日、夫が神さまに教えて頂いたと話してくれました。「お前の信心は、家内に不和のないようにすること、また心に波風の立たないようにすること」だと。
ただ『不和のないように』というだけなら、教祖さまのみ教えにちゃんと書いてあります。
それを神さまが、私にさらに『心に波風の立たぬこと』と、説明してくださったのです。
このことを夫から聞かせてもらって「神さまってありがたいな、親切だな」と思いました。「親のような心で、ここまでていねいに教えてくださったのだ」と思い、ありがたく、それからこの問題に取り組みました。
11年かかりました。やっとそういう心になれたのが12年目でした。それもやっとです。それでも崩れます。人間ってそんなものなのです。