銀座教会二代教会長・湯川信直師の教え
湯川信直師は貴重な教えを、たくさん私たちに残してくださいました。日ごろのお話に、イラストを添えてご紹介します。きっとあなたの心の片隅に残ることでしょう。
「難はみかげ」私たちはいつも平穏無事を祈っておりますが、人の一生どんな不都合が起きるかもしれません。難儀を正面から取り組んでいく、これも信心なのです。
家事をしていても、勤めに出ていても、電車に乗っていても、歩いていても、いつも心が神に向いている。口で言うのは簡単ですが、実行することはたいへんです。
目先のお願いも大切ですが、今日一日何事もなく過ごせたということは、たいへんな天地の働きがあってのこと。夜、そのことをしっかりお礼を申し上げていますか。
「心配」はなかなか渡せません。神さまが手を差し出しておられるのに、「心配」を宝物のように渡さないでいるのです。
お願いしても「もしや」という思いがあります。神さまはおかげを授けたくてウズウズしていらっしゃるのに、「もしや」がいつもじゃまします。
人は楽なほうへいってしまうものです。自分の改まりより、相手が変わってくれたらなあと思います。これではいくらお願いされても神様は困るのです。